【実体験】私立医学部の一次試験はこう戦った
― 国際医療福祉・順天堂・慈恵・慶應 ―
こんにちは。
今回は、私が実際に受験した**私立医学部の一次試験(学力試験)**について、体験談ベースでまとめます。
医学部受験では「二次試験(面接・小論文)」の話がよく注目されますが、
実際に合否を大きく左右するのは一次試験の学力勝負です。
この記事では、
- 私立医学部の一次試験の特徴
- 実際に受けたときの手応え
- 各大学の試験のクセ
- 私立医対策で重要な考え方
をまとめています。
※二次試験(面接・小論文)については触れていません。
一次試験の学力試験のみの話です。
私の受験結果(参考)
私の受験結果は以下の通りです。
- 国際医療福祉大学 医学部:S特待合格
- 東京慈恵会医科大学 医学部:正規合格
- 順天堂大学 医学部:補欠合格
- 慶應義塾大学 医学部:補欠不合格
参考
- 東京大学 理科三類:不合格
- 千葉大学 医学部:合格
この記事では、この経験をもとに私立医学部一次試験のリアルな難しさを書いていきます。
私立医学部一次試験の前提:幻想を捨てる
まず最初に、かなり重要なことを書きます。
私立医学部の一次試験は
過去問通りにはならない。
しかし同時に、
過去問より極端に難しくなることもほとんどありません。
つまり、受験生がよく感じる
- 時間内に解き切れない
- 合格点に届かない
- 過去問でボコボコにされる
これは普通です。
私自身も、本番前に
「完成した状態で試験を迎えた」という感覚はありませんでした。
私立医学部の一次試験で見られているのは
完璧な答案ではありません。
問われているのは
「その大学の試験様式に耐えられるか」
です。
国際医療福祉大学|切り替え力がすべて
国際医療福祉大学の一次試験は、共通テスト直後に行われます。
医学部の特長|成田キャンパス|国際医療福祉大学 医学部・成田看護学部・成田保健医療学部 |
そのため最も重要なのは
勉強の切り替えです。
試験の特徴
- 理科2科目
- 数学
- 英語
- 小論文あり(※一次合否には基本使われない)
- 特待制度(S・A・B)あり
実体験
私は基本的に
共通テスト対策を最優先
にしていました。
その合間に、国際医療福祉の過去問を
軽く触る程度に留めていました。
過去問演習では
- 時間内に解き切れない
- ミスが多い
という状態でしたが、
それでも特に問題はありません。
過去問の目的は
満点を取ることではなく、事故を防ぐこと。
本番でやらかしそうなミスを
事前に洗い出せていれば十分です。
実際、本番では手応えはかなりあり、
試験中に
「これは特待ラインに届いている」
という感覚がありました。
結果はS特待合格でした。
入試過去問題集の購入について|成田キャンパス|国際医療福祉大学 医学部・成田看護学部・成田保健医療学部 |
順天堂大学|問題の“癖”を理解できるか
順天堂大学は、私立医学部の中でも
かなりクセの強い試験
だと感じました。
試験の特徴
- 理科
- 数学
- 英語
- 小論文あり(一次では評価対象外)
- 入試方式が複数
実体験
正直なところ、
過去問をやらないと何も分からない大学
です。
ただし、実際に受けて感じたのは
本番は過去問より難しくならない
ということ。
順天堂は
- 問題の難易度
- 試験形式
- 出題構造
に独特の作法があります。
そのため点数は
学力そのものよりも
「この大学の試験に慣れているか」
に大きく左右されます。
順天堂は、
大学側の出題スタイルを理解している受験生が有利
な試験です。
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東京慈恵会医科大学|満点勝負の世界
慈恵の一次試験は
非常に分かりやすい特徴があります。
試験の特徴
- 理科が非常に難しい
- 数学は標準レベル。
- 英語も非常に難しい。語彙が難関
- 共通テスト不使用
- 一次試験の点数でほぼ決まる
- 近年は、受験生の誰も解けないような難問が出題されていた。
実体験
私が受験した年は、近年の傾向とはうってかわって、
理科と数学がかなり簡単でした。
その結果どうなるかというと、
満点勝負になります。
つまり
大きなミスをした瞬間に厳しくなる試験。
もちろん、多少のミスで受かることもあります。
しかし基本戦略は
とにかく落とさない。
慈恵は
「頭の良さ」より「ミスをしない力」
が問われる試験です。
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慶應義塾大学|完全な耐久戦
慶應医学部の入試は、
他の私立医学部とは完全に別枠です。
試験の特徴
- 理科
- 数学
- 外国語
- 入試方式選択あり
- 小論文提出あり(一次評価外)
実体験
数学は
「誰が解けるんだこれ」
という問題が必ず出ます。
英語も年度によってかなり難易度が変わります。
慶應で最も重要なのは
メンタルです。
試験中に
「全然できていない」
と感じても、それは
ほぼ全員同じ状況です。
体感で
3〜4割しか取れていない
と思っていても、
実際の合格ラインはそこまで高くないこともあります。
そして慶應で差がつきやすいのが
英語です。
数学・理科が荒れる年ほど、
英語の安定感が重要になります。
私自身、一次の点数は
正規合格圏に近かったと思っています。
それでも結果は
補欠不合格。
おそらく2次試験で減点をくらったのか、英語が伸び悩んだのか、だと思います。
慶應の入試は本当に厳しい試験です。
慶應義塾大学 医学部 問題と解答例、分析 2026年度入試情報 – 産経ニュース
私立医学部一次試験で分かったこと
私立医学部の一次試験を通して、
強く感じたことがあります。
それは次の4つです。
① 過去問は合格答案を作るためにやるものではない
過去問の目的は
事故を防ぐこと。
② 過去問演習でボコボコにされるのは普通
完成度100%で
本番を迎える人はほぼいません。
③ 本番は実力以上にも以下にもならない
本番で突然覚醒することも、
逆に壊滅することもほぼありません。
④ 一次試験はとてもドライ
一次試験では
- 人格
- 志望動機
- 医師志望理由
は一切関係ありません。
ただの学力勝負です。
最後に
私立医学部の一次試験は、
思っている以上に
ドライで現実的な試験
です。
もし今、
- 過去問で全然点が取れない
- 時間内に終わらない
- 自信がなくなっている
という人がいたら、
それは普通の状態です。
重要なのは
過去問で何を学んだか。
この記事が、
不安を感じている受験生の助けになれば嬉しいです。
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